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それでも人生にイエスと言う
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自分の足で立つということ
「そろそろ、独り暮らしもできるんじゃないか」 バイトから帰るなり、洗面所で顔を合わせた父がこう言った。唐突だが、恐らくつい先ほどまで母親と、子供の自立について話し合ってでもいたのだろう、居間にゆ..
(2006/05/25 23:42)
父
出張で遅くなった父が十一時頃にようやく帰宅して、いつまでも洗面所でごそごそしている。トイレに入ろうとカーテンを引き寄せると、風呂場に滑り込むように父の裸の背中が見えた。夕刊も読まずに珍しい、と思うやい..
(2006/05/24 23:08)
追いつめられる引きこもり
成人に達したニート、フリーターが所得税控除の対象から外される方向の議論が、進行しつつあるようだ。これは、少子化対策の一環としての子育て支援減税の財源を確保するという名目と、さらに、若年層の労働力強化を..
(2006/05/24 22:22)
妹帰る
妹が半年におよぶカナダ留学から帰国した。ちょっと頑なな気持ちで部屋に引っ込んでいたぼくは、その声に耳を寄せるでもなく、懐かしさ愛しさ喜びの欠片もなく、ああ、帰ってきやがったか、と思いながら聞いていた。..
(2006/05/21 21:55) コメント(2)
ずっこけた
嬉しいことは何度でも、しつこいばかりに繰り返す。同じひとつことでも、心から笑ったことならば、話すたびにその時の喜びがよみがえるようで、喜びが新たになる。何度でもそしゃくして味わっていたい。 今朝..
(2006/05/20 19:36)
『蓬生』読了
周期的に来る波になすすべもなく呑まれていた頃には、断続的にしか頁をめくれなかったもどかしさも、ここに来てじょじょに継続的に読むことが出来、それが静かな喜びと満足に変わっている。二時間足らずで八頁、とい..
(2006/05/20 19:07)
理性は回復する
と言えばいかにも大仰だが、むしろ取るに足らない日常の些事から、あんがい物事の真実が見えることがあるものだ。このブログに掲載した文章が友達に誤解を与えたらしく、内気な彼女は遠慮したのか、ぼくの意を確かめ..
(2006/05/19 23:42)
いくつかの根源的な疑問
親鸞の思想の真髄を伝え記した『歎異抄』は、言わずと知れた「悪人正機」の説に代表される称名念仏の思想である。「善人なほもて往生をとぐ、いわんや悪人をや」。善人ですら極楽浄土に往生できるのだから、ましてや..
(2006/05/17 22:36)
夢見たことは破れてく
あらたまって口にするにはあんまり当たり前のことなので、いささか恥ずかしい思いでためらわれていた。が、ごくまっとうな常識が守られない世の中である、ふだんは片手でさばいていた惰性の行為も、時には両手で抱え..
(2006/05/16 23:59)
失念
昨日のように近く思えていたわずか四、五年前の自分自身も、案外に忘られていることが多いものだ。日が暮れてこうもりの飛び交う野鳥の森を母と一緒に歩きながら、ぼくが愛知の監禁致死事件を話題に上せた。 ..
(2006/05/15 21:13)
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