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ある編集者の気になるノート
あなたたち著者は、アマゾンなんか見ないほうがいい。 

先に断っておきますが、べつに、アマゾンを使うなというわけじゃありません。
僕が言いたいのは、「著者はアマゾンで自分の作品のページを見ないほうがいい」のでは、ということ。

こんなことを書くと、「オレ、自分の作品の順位を知りたいし、レビューだって気になるよ」という書き手の方もいるでしょう。

でも、おうおうにして、その順位やレビューが著者を苦しめるものなのです。

最近、こんなことがありました。

知人のライターさんが、自分の作品のカスタマーレビューを見て、そうとう落ち込んでいます。
よく見ると、彼の本には、☆1つのレビューが多いのです。

贔屓目ではなく、その人の著書が、そこまで酷評される内容だとは思いません。
むしろ、自分の門外漢のテーマを素人なりに、よくまとめたものだと感心していました。

レビューの中身をくわしく見て、僕は1つ気づいたことがあります。
☆1つのレビューのほとんどが、内容にはいっさい触れずに感情的に著者をけなしていたり、ほかの著者が書いたおなじ分野の本をやたら薦めていたりするのです。

これはあくまで推測ですが、そのレビューを書いた人たちは、この「新参者」の著者のライバルにあたる著者(やその関係者)なのかもしれません。

まあ、それは僕の考えすぎかもしれませんが、アマゾンのレビューを見てると、「必要以上の悪意」が感じられるレビューというのは、ままあるものです。
だから、著者がそういうレビューにふれると、精神的にかなりのダメージを受けることも考えられます。

アマゾンのレビューのなかには、もしかしたら次回作のヒントになるような、有意義な提言があるかもしれません。

けれど、そんなレア(だと思われる)レビューを探すために、悪意あるレビューの嵐に身をさらす必要ははたしてあるのでしょうか?

著者の多くに共通する弱さと孤独は、僕もわずかながら理解しているつもりです。
精神的にタフで、レビューの玉石を見分けられる著者以外は、やっぱり、アマゾンなんか見ないほうがいいと思います。

by aru-henshusha
(2006/02/27 21:25)
本・出版
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