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幻想文学研究室

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反閇(=へんばい)
踏みつけられる男の体。ルーズソックスの脚が、男を蹂躙していた。 女が脚を振り上げる度、その張りのある太ももが揺れ、若い肉が踊る。ツヤツヤで肉付きのいい見事な太ももだ。 ブレザーのスカートの裾がめく..
(2007/08/02 23:11)

やみへ、の、らせん
・・・・・・ブウウ―――――――――――ンンン―――――――――ンンンン・・・・・・・・・・・・。 かうした蜜蜂の唸るやうな音は、まだ、その彈力の深い餘韻を、わたしの耳の穴の中にハッキリと引き殘..
(2007/07/29 9:00)

『闇の左手』 アーシュラ・K・ル・グィン (ハヤカワ文庫、1978)
雪と氷の惑星ゲセン、カルハイド王国に降り立った人類同盟エクーメンの使節ゲンリー・アイは、王国の政治的緊張が高まる中、敵対する隣国オルゴレインへの調査行を決意する。到着した街で、アイは失脚し国を追われ..
(2006/08/25 1:51) コメント(2) トラバ(1)

「死後の恋」 夢野久作(『死後の恋』 現代教養文庫 1976年)
大正七年、日本軍が統治する浦塩の町に「風来坊のキチガイ博士」と呼ばれる男がいた。歳の端は四十前後。旧式のボロ礼服を纏い、道行く人をつかまえてダシヌケに話しかけてレストランへとつれ込む。発語はいつもき..
(2006/07/24 13:02)

「湖畔」久生十蘭(『無月物語』現代教養文庫 1977年)
赤血球を濃度の高い水溶液のなかへ入れる。赤血球は水溶液に水分を奪われて収縮する。この作品にはあまりに濃度の高い愛が描かれているため、読者の心を極度に収縮させてしまう。もし、貴方が愛に枯渇絶望している..
(2005/12/24 12:30)

『類推の山』 ルネ・ドーマル (河出文庫、1996)
神話的伝承の中で、〈山〉とは〈地〉と〈天〉とをむすぶ絆である。それは人間が神性に高まりうるための通路である。ある山がこうした象徴性を持った山--〈類推の山〉であるためには、その峰は人間の通常の手段で..
(2005/09/30 22:57)

「銀河鉄道の夜」 宮沢賢治 (『宮沢賢治全集 7』ちくま文庫、1985)
銀河祭の夜、烏瓜でつくった青い灯りを川に流しに行く子供たちの輪からひとり外れて、誰もいない野原に身を投げだしたジョバンニは、見上げる銀河に吸いこまれるような感覚を味わううち、いつしか星を渡る汽車の乗..
(2005/09/24 22:40)

「癈墟」 石野重道 (『彩色ある夢』 1924)
はてしなき砂漠である。 太陽があかく砂から昇つてさうして砂のなかへあかく沈む。―― 風が砂を小山にしてはまたその小山を平にして過ぎ去つた。 死の寂寞がそこにたゞひとり住まつてゐた。 その砂漠の..
(2005/09/21 13:14)

「白髪小僧」 夢野久作 (『夢野久作全集 1』ちくま文庫、1992)
真っ白に輝く髪にボロボロの着物一枚を着て、人々の記憶のおよぶ限り昔からいつも十六、七の少年の姿で街をうろつく白髪小僧は、ある日王様の都で川に溺れかけたひとりの少女を救った。少女の名は美留女、この国の..
(2005/09/20 23:26) コメント(1)

『高丘親王航海記』 澁澤龍彦 (文春文庫、1990)
幼い頃からの渡天の夢に憑かれた高丘親王は、六十七歳にしてついに天竺行きの船に乗りこむ。従うは安展・円覚の二僧。出港地広州の港で拾った少年(じつは少女)秋丸を加えた一行は、道中人語を解す儒艮に出会った..
(2005/09/18 23:40)

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