日本のワインを訪ねる。

タケダワイナリー「ピュア・シャルドネ」とパスタ
タケダワイナリーの「ピュア・シャルドネ」を飲んでみました。
特徴は樽熟成を一切していないこと。甲州ワインの場合は樽をかけてないモノもよく飲むのですが、シャルドネではこれまであまり機会がありませんでした。「ピュア」の名前どおり、きっとぶどうの個性がストレートに味わえるはずと期待が膨らみます。
一緒に食べたのはツナとベーコン、オリーブ、キノコ、ナスなどを入れたトマトソースのパスタ。ちょっとプッタネスカ風といえなくもない感じです。
よく冷やして白用のグラスに注ぐと、すぐに良い香りがふわっと立ち上がってきました。いい感じです。第一印象はレモンのような柑橘系の爽やかな香り。
そして花を連想させる甘い芳香と共に、どこか土っぽいニュアンスも感じます。
口に含むとフレッシュな果実のような甘み、そしてやや鋭角的な酸と収斂性を感じさせる渋みが広がり、しっかりした骨格を形づくっています。なかなか腰のすわったお酒という印象です。それぞれの個性は決してバラバラではなく、トータルでワインの魅力を生み出しています。
当然ですが樽に由来するナッティな風味はなく、濃厚なタイプのシャルドネとはかなり印象が違います。「バターや生クリームの風味とぴったり」というタイプではありません。
「ピュア」な形で出すだけあって、ぶどうのポテンシャルはかなり高いようです。エチケットには「当社のシャルドネは古木とも呼べる平均樹齢20年をこえるものがほとんどで、深い味わいのワインが出来あがります。」とありました。
あの名高いスパークリング「キュベ・ヨシコ」を生み出すワイナリーですから、さもあらんという感じです。
抜栓から時間が経ち、多少温度が上がってもシャープな酸はダレることはありませんでした。
今回はワインのいろいろな構成要素が、ごた混ぜの食材とそれぞれうまく結びついたような気がして美味しかったんですが、本当は味のしっかりした魚のポワレなんかがバッチリ合いそう。あと西京焼きなんかも良いかも。もう1本買って、いずれ試してみます。
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