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映画の心理プロファイル
『紳士は金髪がお好き』(1953 米) 


原題:『GENTLEMEN PREFER BLONDES』
(92分)
監督:ハワード・ホークス
原作:アニタ・ルース
脚本:チャールズ・レデラー
音楽:ライオネル・ニューマン
出演:マリリン・モンロー
    ジェーン・ラッセル
    チャールズ・コバーン

すっかり勘違いしておりました。
この映画のことを『百万長者と結婚する方法』だと思っていたのです。
どちらもマリリン・モンロー出演作だけど、『百万長者〜』のほうはローレン・バコールとの共演作。で、こちらはジェーン・ラッセル。
ただ、公開年はどちらも1953年でした。

NYから豪華客船でパリへ渡る2人のダンサーのお話なんだけど、モンロー扮するローレライは金持ち以外の男は眼中になしという超セレブ志向の踊り子。
「恋とお金とどっちが大事か?そんなのお金に決まってるじゃない。だって貧乏だとお金を稼ぐのに忙しくて恋なんかしてるヒマないもの」
この言葉に彼女の身につけた人生哲学が如実に表れてます(^^;。

まず金持ちの男をゲットするのが先。相手のルックスや性格は二の次三の次。だって中味は同じ男じゃん。多少外見に難があったって金があれば何でもできるしお釣りもくる・・・。
ある意味、セレブ志向の強い現代の女の子のバイブル的映画なんじゃないでしょうか、これは。

彼女の台詞にはこんな至言もありました。
「お金持ちの男は美人の女と同じなの。
同じ結婚するなら、美人のほうがいいと思うでしょ。
自分の娘を貧乏人と結婚させたい?
苦労のない裕福な暮らしを願うでしょ。
私がそう願ってどこが悪いのかしら?」

男が美人を選ぶんなら、女が金持ちを選んで何が悪い・・・そう正面きって言われると苦笑いするしかありません。でも、価値観の違うジェーン・ラッセル扮するドロシーは、反論はしないものの、「私には私の男の選び方があるわ」って顔。彼女は、いくらお金があっても、つき合う相手はやっぱり心から愛せる男じゃなくっちゃという考えの女性なのです。

彼女たちに選ばれる立場の男族、しかも金持ちでもないボクなんかからしてみればドロシーを応援したくなっちゃうところですが、映画を観てると黒髪のラッセル扮するドロシーより、金髪のモンロー演じるローレライのほうについ目が行っちゃう。
まあ、タイトルからして『紳士は金髪がお好き』ですし(^^;。黒髪のラッセルの脇役感は否めないところ。しかもモンローは売り出し中の26歳。

美人度的に甲乙つけがたい2人の大きな違いは、肩幅の広さかな。男並みに肩幅の広いラッセルの隣りにいるとモンローがとても華奢に見える。つまり、より女らしく見えるんですね。この差って大きいなぁ。
ただし、「男らしさ」「女らしさ」という価値観はその時代や社会、また人によっても変わるもの。ジェンダー(社会的性)ってやつですね。「肩幅が狭いと女らしい」と感じるのは、ボクがジェンダーに操られているせいかもしれません(^〜^ヾ。   


by kiyotayoki
(2007/01/10 12:08)
映画(さ行)
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