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ベルリン報告その16
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昨日書いたように、イランで日本人学生が捕捉されたことの続き。日本でどのように報道されているのか、訳知り顔のコメンテーターがどのよにコメントしているのか全然知らないけど、自己責任に帰するのは無意味だと考えている。その理由は以下の通り。
経済がこれだけ流動化し、国際化する流れにあって、民間人だけがその流れに乗るな、というのは土台無理な話。その意味において、いわゆる「グローバリズム」の恩恵を受けながら、グローバリズムに反対する人に対しても僕は違和感を感じる。
責任を個人に帰すことによって、共有できるリスクに関する情報を狭めてしまうこと。もちろん、外務省が出している「海外における誘拐対策Q&A」なんかより詳細なやつね。
様々な人(官僚、ビジネスマン、学生、アーティスト、ジャーナリスト)が様々な場所を訪れることで、ある種のステレオタイプから逃れる可能性を秘めている。逃れられる、とは断言しないけれども。少なくとも情報源は多様にあった方が価値判断がしやすくなるんじゃないのか?
ともかく、マスコミが「イランは危険だ」と言おうが、外務省が「退避勧告/注意勧告」を出そうが行く人は行く。行く人によってモチベーションは違うが、基本的に「そこの現実を見たい」ということだろうと思う。その欲望を遮るだけの理由はなんだろう。国民に迷惑がかかるから?税金のムダ遣いになるから?はぁそうか。国民にどんな迷惑がかかるのだろう?税金のムダ遣いって他にも無いの?他のムダ遣いにも目くじらたててるのかな?良く分かんないや(笑)。
事件が起きてから「誘拐されなくて良かったね」的なメールをもらったりする。でもそれはイランに限らず、世界中どこでもありえる話。「安全な場所」ってどこ?日本って安全なんだっけ??
そして僕らは安全な場所を欲望し、お互いに管理し合う社会になっていくのかな?本当にそれが素晴らしき社会なのか・・・。人質にあった学生が得た現実を、嘲笑するのではなく広く共有することは出来ないものか・・・。まぁそんなことを考えたくない人は当然日本なんて捨てちゃうよね。でも僕1週間後に帰るんだけど。
by masaru-iwai
(2007/10/12 11:07)
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