日本がアブナイ!

設計書類偽造問題・・・何でも「官から民へ」にするのはアブナイ!(4)
まだ事件の全容は解明されておらず、これからも新たな事実が色々と出て来るかも
知れない状況であるが・・・。そろそろ、この件に関する投稿はいったん締めたいと
思う。そこで全体的な感想&まとめを書いてみたい。
<木村建設の元・東京支店長・・・衆院参考人質疑の際に、最初は姉歯先生とか言っ
てて、そのあと「姉歯」って呼び捨てにしそうになってませんでした?
もう一つ、小さい時から思っているのだが。本会議や党首討論の時なども含めて、
いちいちマイクの前に出たりはいったり、その度に手をあげて「OOくん」とかやる
のは時間のムダなのでやめて欲しい。スピード&効率性に資さないでしょ?!>
さて、今回の件では、色々考えさえられることも多かったし、いい勉強もさせてもらっ
た。今も尚、危険にさらされている住民&周辺の方々にはお気の毒であるが、国民の多く
に、建築物やその建築の手順などについて知らしめ、警告を与えるいい機会になったの
ではないかと思う。
前にも書いたが、この件は官民云々以前に、各組織や人間のモラルの低下、違法性の
意識の鈍麻やプライドの問題だと思う部分が強い。
この件についてはまた機会があれば触れてみたいが、日本はもうチョット信義則が
通用する国かと思っていたのだが、だんだん職業を問わず「何でもあり」の風潮になり
つつあるのは、憂うべき事態だと思っている。
また、この件を見ていて、どの部分でもつい「新自由主義」という言葉を思い浮かべ
ずにいられなかった。今回のテーマにした「官から民へ」もその現われの一つであるが、
市場原理による自由競争、小さな政府、スピード&効率性、コスト削減&利益追求(自己
責任の原則)・・・今回、出て来た話は全て「新自由主義」の流れの中にあるからだ。
<新自由主義については
コチラ>
そして、本題の「官から民へ」の話であるが。
私は「官から民へ」が全てよくないと言う気はない。ただ、何でも「官から民へ」と
考えるのはいかがなものか、と。行政サービスを何でも民営化、民間委託すれば、それ
でうまく行くのかということを問いたかったのである。
たとえば、今回の建築確認や検査もそうだが、第三者として公共的視点を持って、
違法性や問題をチェックするような業務は、営利的な企業が行なうのに適している業務
だとは思い難い。特に安全性に関しては、その建物の住人や利用者だけでなく、周辺の
住人にも危険性が及ぶものであり、審査、検査に慎重を期すべきものだからである。
もしマンション等を購入した人には自己責任の部分があるとしても、周辺住民には何の
落ち度もあるまい。そして、仮に民間委託をするとしても、もう少しきちんと監督指導
を行なったり、関連業種の出資に規制を設けるなどの手立てをとり、公的機関に準じる
ような形の民間の検査機関を作るようにすべきだったように思う。
また、ブログにお寄せ頂いたコメントの中に「悲しいかな、不効率で利益がでない仕事
で、それでもやらなくてはならない仕事が官がやるのかな・・・命にかかる仕事なのに
利益がでない仕事はごまんとある気がします」とのご意見があったが、私はまさにその
ような仕事こそ官がやるべきだと考えている。
ある意味で、私たちは(少なくとも私は)そのために国に税金を払っているのではない
かと思う次第である。
国民の安全を守るべき警察や消防の仕事、そして国民全体に欠かすことのできない教育
医療、福祉などに関わるサービスに関しては、安易に民間に委託してはいけない仕事で
あると考えている。(地方への委譲にも限界があると考えている。)何故なら、これらは
全ての国民に全国一律に公平&公正に与えられるべきサービスであり、それが国の責務で
あると考えるからである。また、このようなサービスに利益や効率が絡めば、弱者がない
がしろにされてしまうおそれがある。
こちらの件については、できるだけ早くこのブログでも取り上げたいと考えている。
<つづく>THANKS
by mew-run7
(2005/11/30 5:08)
政治・社会一般
コメント12件
トラックバック20件
(*)前へ 次へ(#)
コメントする
リンクする

特集
バレンタイン特集
幸せなバレンタインを演出する、とっておきの情報をお届け♪
日本がアブナイ!
ログイン
エキサイトブログトップ
エキサイトモバイル
ヘルプ
(C)Excite Japan