絶望先生ブログ するんぱしっく・わ〜るど

「アニメージュ」08年5月号小林ゆうさまインタビュー(木村カエレ関連部分のみ)
遅くなりましたが、ぜひ紹介させていただきたいインタビューがあります。
「アニメージュ」08年5月号(徳間書店、620円)の連載インタビュー「この人に話を聞きたい」第108回(聞き手:小黒祐一郎さん)に登場したのが、小林ゆうさまでした。充実したインタビューの中で、「さよなら絶望先生」や、声を当てた木村カエレちゃんについて触れておられるところがあります。アニメ『さよなら絶望先生』シリーズを通して観る上で非常に参考になることが多いので、その部分だけ紹介させていただこうと思います。
◎4月28日1050追記:内容に関して、画像2枚追加しました。
まず、『School Rumble』のララ・ゴンザレス役が『銀魂』の猿飛あやめ役に繋がる、という話が振られたあと(110〜111頁):
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小林 今『(さよなら)絶望先生』のカエレさんを演じていても同じように言われるんですが、ララさんの時は「ゆうちゃんはアフレコの度に何か削っている」と色んな方から言われて。ララさんは叫ぶことが多い役ですので、目一杯に足を開いて「ウワーッ!」と叫びながら演ってるんです。汚いですけど唾とかも飛んじゃって。だから、アフレコで私が喋ると、皆さんが凄く笑ってくださって。次のセリフの方が笑い過ぎで床に倒れこんでしまって、ストップがかかった事も何度かありました。(以下略)
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小林さまの全力投球は昔からそうだったんですね……
次に絶望先生関連の話題が出てくるのは、あの独特の絵画についてです。絵を使ってくださった新房監督に感謝していると仰ったあとで(111頁):
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小林 (略)『絶望先生』ではエンドカードだけでなく、下着の柄、前田さんまで描かせていただいて。きっと前田さんに嫌われていると思うんですけど……。
―― そんな事はないと思いますよ。(略)
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そして、ここがメインのカエレちゃんの話題です。長いのですが、小林ゆうさまのカエレちゃんの演技を解読する鍵になる問答なので、申し訳ないですが略さず引用させていただきます。(111頁):
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―― カエレさんとの出会いはいかがでした?
小林 カエレさんとの出会いは強烈でした。これも、私にとっては新しい扉を開けてもらったお仕事です。『さよなら絶望先生』は毎回、役者さんにサプライズがたくさんある作品ですので、その度に驚き、同時に頑張らせていただきました。カエレさんは人格を沢山お持ちで、それも自分にとっては勉強になりました。それから、だんだんとセリフが言葉ではなくなって、単語だけになったり、叫び声だけになったり。また、カエレさん以外にも、色んな役をやらせていただいて、そのほとんどがアドリブだったりして。私にとってはですね、毎回『絶望先生』のお仕事が、もの凄い挑戦だったんですよ。「今日は勝負だ!」と思って、いつも緊張してました。「今日は頑張って、今の自分を乗り越えるぞ!」といつも思ってました。
―― アフレコを見ていて、ずっと気になっていた事があるんですよ。カエレのパンチラの場面だと、台本には「ちらっ」って書いてあるわけですよね。で、『【俗・】さよなら絶望先生』の後半になると、小林さんはアドリブで「初めての前」とか「みお」「さめ!」とか言っていましたよね。あれは小林さんの意識としては、擬音なんですか、カエレのセリフなんですか?
小林 私の意識としては、下着さんが言っているんですよ。
―― ああ、そうなんだ!!(爆笑) 下着のセリフだったんだ!
小林 そうなんです。カエレさんではあるんですけど、下着さんが言っているんです。下着さんというか臀部ですね。あの部分は、新房監督も大事にされていると思うんです。私はあそこに画も描かせていただいたし、あれが1人のキャラクターとしていらっしゃると思うんです。お尻だけどカエレさんなんです。靴下をひっくり返すと、内側から靴下の先が出てきますよね。ああいうふうに、カエレさんの顔が中に凹んでいって、お尻から出てきて喋っているイメージなんです。
―― ご自身としては、さっちゃんやカエレのようなエキセントリックな役は、演りやすいんですか。
小林 そうですね。特に何も違和感なく、演らせていただいています。演りづらいとか、そういう感覚はなくて、凄く愛おしいです。
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アドリブの「初めての前」とか「みお」「さめ!」は、再度チェックしてみなければ! この問答からも、小林さまの独特の感性と役に対する姿勢が溢れ出ていると思います。筒井康隆さんが大作『虚構船団』を上梓された後、よく「物に感情移入」と仰ってましたが、ゆうさまの感覚はこれに通じるものがあると思います。うまく書けないのですが、「人間だろうが物体だろうが役は役。演じるキャラとして精魂込める」ということでしょうか。ここで引用しなかった部分でも同様のことを述べておられます。
最後に、小黒さんがこのインタビューに小林ゆうさまを選んだ理由が分かる問答を紹介させていただきます。(112頁)
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―― (略)『銀魂』で小林さんの芝居を聴いた時に「なんで、この人はこんなに前のめりになってるんだろう?」と思ったんですよ。『絶望先生』のアフレコでもその疑問を持ったんです。今日はその謎が解けました。
小林 解けましたか(笑)。でも、それは無意識ですね。自分では前のめりになっているつもりはないんです。(以下略)
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この後、趣味が「豚肉を食べる事」というお答えがあったりする、とても充実して読み応えのあるインタビューでした。
上記の引用では省きましたが、小黒さんがそこここに読者の理解を助けるための注をつけておられます。これはぜひ「アニメージュ」本誌をごらんいただければと思います。たとえば、こんな感じです:
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(注11) インタビュアーの小黒は『【俗・】さよなら絶望先生』でシリーズ構成を務めている。アフレコでの彼女の一生懸命な様子、荒っぽいキャラクターと腰が低い本人の人柄のあまりのギャップに興味をもったのが、今回の取材のきっかけだった。
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◎4月28日1050追記:インタビューであった「初めての前」「みお」「さめ」、確かめました。確かに仰ってますな。
●「みお」第13話Aパートのこれ

●「さめ」第13話Bパートのこれ
◎6月6日0127追記:「初めての前」、ようやく確かめました。第十話Aパート終了直前のこのシーン
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