Viento desde Borinquen

旅日記 09.8 パリ
数年ぶりのパリ。
ここはトランジットだけ。でも街に出た。パリにいるbelle seourと
モロッコ料理を食べることに。

カフェで一服。自分が分かる言葉の中にいると、やっぱりほっとする。アフリカ訛りのフランス語、アラブ訛りのフランス語。パリに来た実感。文化の混じり方、ぶつかり方、喧嘩の仕方が色々日本と違う。
多くの移民を受け入れながら、自国の文化をきっちり守るフランス。バンリューの荒れた移民地域を植民地時代の負の遺産と言うのは簡単だが、同時に、今月号の”Jeune Afrique”誌の特集のように、フランスで活躍する“
アフリカン・ディアスポラ”も多くいる。

彼らのアイデンティティーの主張とフランスのやり方へのレスペクト、そしてその逆のフランス側の態度。いつもきれいごとでは済むわけもないが、コアビタシオンを模索して長年葛藤してきた歴史が、フランスの強さにもなっている。リーズナブルなお値段で、美味いモロッコ料理を食べられる状況も、そんなフランスの葛藤の渦中のはじっこにあるのかも。

さて料理。クスクスを真ん中に注文。コット・ダニョのと、ブロシェット、メルゲス、プレ、アニョのコンビナシオンを選択.。 アニョの煮込みが抜群にうまかった。やわらかくてクセがなく、クスクスと絶妙の相性。このBerbertという店、庶民的だけどなかなか人気とか。
たっぷり近況報告して、空港のホテルへ。翌日は9時の便だから早起きせねば。
◆◆◆
暗い中CDG空港へ。
ラウンジで軽くクロワッサンとコーヒーの朝食。なんの変哲もないけど、かなりうまい。

仏雑誌を3冊買って機に乗り込む。1冊はアニメ誌"
ANIME LAND"。バンド・デシネとジャポニズム好みの国にはコスプレ・ファンも沢山いるらしい。Clampの特集もあったけど、確かにアール・ヌーボーぽいもんなあ。記事はけっこう理屈っぽかったりしてさすがフランス。

1冊はジャズ誌
"JAZZ MAN"。
ジャック・コスタンソのインタビューがあったから。ラテン・ビート誌じゃコスタソのインタビューなんて見たことあったか?ナット・キング・コールとの事とか面白い。あと特集は
ハンク・ジョーンスとロリンズだった。 しかし表紙のハンク・ジョーンス翁、ゾンビ風なのがおちゃめ。
グリッサンのインタビューもおもしろかった。これは、また別に書こうかな。

最後の1冊は
フィガロ・マガジン。表紙のビートルズに惹かれて。フランスがどう対岸のビートルズに巻き込まれていったのか、なかなか興味深い。
◆◆◆
定時に出発。アルプスを下に見てからバルカン上空あたりで昼食。
さすがエール・フランス、機内食の手を抜かない。

前菜はシンプルなシフォンナード・ド・フロマージュにパン・デピーセスの上にフォア・グラ・ド・カナール。パンの甘いシロップとジンジャーがフォワと
絶妙のバランスで驚き。オート・コット・ド・ニュイのシャルドネとも相性よかった。シェーブルの合いそうな白。
フルーツはメロンと干しイチジクのスパイス漬け。メロンも美味かったけど、イチジクが絶妙。干されてコンサントレされた甘い風味に、ほの辛いスパイスをあわせていた。
すごい。

この旅でJALにも乗って、同じくフォア・グラといちじくをつかった前菜。でも、エール・フランスのようなヒネリなし。うーん、おいしいものは常に地元にありますね。
by mofongo
(2009/09/05 1:18)
Viaje/漫遊記
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