Viento desde Borinquen

インドネシア '08.11
帰ったと思ったらシンガポール航空でまたも旅の空。
この航空会社は世界でも有数の「国際性」があるんじゃなかろか。
機内映画の選択肢が30本くらいあるけど、吹き替えや字幕の種類が@日本語A英語Bドイツ語Cフランス語5Dスペイン語Eイタリア語Fロシア語G華語(中国語:北京語)H粤(えつ)語(中国語:広東語)I韓国語Jヒンドゥー語Kタイ語Lアラビア語の13種類

音楽に至っては上の各々言葉のヒットに加えて、マレー語、インドネシア語(バハサ)、タガログ語(フィリピン)、ホッキエン語(福建)もある。
ちなみにスペイン語のヒット曲集のトップはアレハンドロ・フェルナンデス、しめはマーク・アンソニー。
シンガポールでを乗り継ぎ、1時間ちょいでジャカルタに到着。
外へ出ると、いつものガラムの甘い匂いが湿った空気に心地よい。
ジャカルタお約束の大渋滞を抜けてようやく宿へ。お客と軽く飲んで初日はおとなしく寝る。翌日は7時に車で移動なのだ。
◆◆◆
朝飯はアメリカン、コンチネンタルなどもあるけど、当然
地元を選ぶ。

バクミ・ゴレンとナシ・レンダン+アヤム・カラサンにしよう。要はインドネシア焼きそば&とパダン風のココナッツ・ミルク味スパイシー・ビーフ+カラサン風ココナッツ風味チキン。
ココナッツ風味に弱いのだ。ピニャコラーダ漬けの日々を送ったせいか?
イントネシア料理は「甘い」「辛い」「塩味」「スパイス」の4つで出来てる気がする。「すっぱい」というのがないのだ。
あの湿った空気に、甘辛+丁子やレモンリーフの香りはとても合う。
さあ、今日も一日働くぞ。
◆◆◆
強力な交通渋滞を抜けて、お客のところへ到着。あとはひたすら長丁場の会議・会議・会議。。。。。

会議ではミネラルウオーターに加え、お菓子の箱がテーブルに配られている。
アメリカならコーヒー・ブレイクの時間にコーヒーとブラウニーとかが用意されているのと同じか。しかしここも「甘辛」なのだ。

箱の中にはお菓子が3つ、一つはエクレア、一つはバナナタルト、そしてもうひとつは揚げ菓子。
これには青唐辛子がついているのだ。唐辛子をちょいとかじりながら、スナックを頂く。
インドネシア・コーヒーもおいしく、休憩時間にたっぷり充電。
◆◆◆
さてお昼前になると、外から音楽のような歌のような声が流れてくる。
コーラン(クルアーン)だ。
インドネシアの人口の大きな部分はイスラム教徒。
コーランはお祈りの言葉を読み上げるものだけど、異教徒の耳には音楽に聞こえてくる。
低く抑えた出だしから波のようにやってくる盛り上るパートはサブドミナントからドミナントへ移動するようなふわっとした高揚感。メロディーはモード(アラビア音階/旋法)。マイナー3度がメジャー3度に急に置き換わるような展開に乗る力強く美しい喉の力。
このモード(旋法)は、東に進んでインドネシアも当地の音楽に入り込み、西へ進んで北アフリカ(マグレブ)からスペインへ上ってカリブの音楽にも達する。インドネシアの音はそのまま東へ太平洋を進んで、南米のスリナムに達して(両国共もとオランダ領なのです)進んでアフロ系やらカリブ系の音と混じって、これまた独自の音楽を作る。
交じり合いまた独自のものが生まれてくる不思議。
→コーランを聞いてみたい人はこちら[外部リンク]
もうひとつ突っ込んで言えば、インドネシアからアフリカや中南米へ伝わったのでは?と言われる楽器も多い。バラフォンなどがそうだ。
◆◆◆
さて、いつもの様に夜は親爺か宴会か?というとお酒を飲まないイスラムの人たちとはラテンのようにならないのだ。
「酒抜き」に加えて、豚を食べないので
「豚抜き」「ラード抜き」なのだ。
「ハラール」(イスラムの戒律に則った料理法)での料理を出してくれる中華料理屋へ行く。ヒンドゥーのお客もいるので(インドネシアのバリ島の人たちはヒンドゥー教徒がメイン)牛肉も避ける。
街中で売っているスナックなどにも、この「ハラール」であるかどうかの表示がある。
で、宴会は「ハラール」で調理した魚とチキンがメイン。非常にあっさりした感じの中華となる。飲み物はお茶。
楽しく語らうも非常に紳士的に夕食は終了。今日はラテン宴会などをせず、素直に帰って寝ろ、という思し召しなのだろうなあ。
◆◆◆
そして宿に帰って、TVを見て素直に就寝しました。
などということは起こらなかった。
「インドネシア・サルサ・フェスティバル 2008」!

このようなものが丁度開かれているとは、なんと幸運。
場所はジャカルタの南、Permata HIjauの"The Belleza"にある”The Submarine"。今月11日からスタートしてこの金曜日が最終日。
インドネシアのダンサーたちはいかに?イベントは「プロフェッショナル」と「ソシアル(アマチュア)」の2カテゴリーでのコンペティション。
The Submarineは最近出来たクラブらしくなかなかすっきりしてフロアもきれい。
時間が遅かったのでコンペティションは終わっていたけど、フロアは踊る手たちで満員。うーん、ジャカルタもやるじゃない。
かかっているのは、もうミックス。NYもPRもキューバンもマンボも。マーク・アンソニーとかRMM系も結構フロアをヒートさせている。
ということで、地元の淑女にすこし踊っていただいたり、にいちゃんと少し話したり(でもあんま英語が通じなかった)。
やはり「宴会をせよ」という思し召しだったか、シンガポール・スリングで良い気分になったジャカルタの夜は更けていくのだった。
by mofongo
(2008/11/24 16:34)
Viaje/漫遊記
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