鹿児島・仙巌園〜日本一スケールの大きな庭 
出張のついでに、鹿児島の大名・島津氏の別邸と庭を観光する機会に恵まれた。福江・五島邸の京都への憧れが詰まった、こじんまりとした庭も素敵だったが、こちらはさすが明治維新の原動力となった雄藩の屋敷。発想のスケールの違いに驚いた!写真でご覧の通り、桜島を築山、錦江湾を池に見立てるという、壮大な構想で作られているのだ。実に爽快な景色。見た途端に胸がすくような気分になった。台風に直撃された直後だったので、一部屋根瓦が剥がれているのが、見える。
屋敷自体は平屋でさほど大きいものでもないが、ものの考え方がとても贅沢だなあと感心した。また江戸時時代の流行先取り的なカルチャーだった中国文化を随所に取り入れているのが、琉球支配を通じて中国と間接的に触れ合った薩摩藩ならでは。裏山の巨石へ文字を彫りこんでみたり、下の写真のように釘隠しに蝙蝠を使ってみたり。蝙蝠は中国では幸運を呼ぶ動物だそうで、長崎の崇福寺でも門に描かれ、それがカステラの老舗福砂屋のマークになっている。
ここでまたお目にかかれるとは驚いた。庭に造られた望嶽楼という東屋は、琉球が薩摩に献上したものという、中国趣味の建物。
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