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新生
帰郷前にある合同目録で見つけた『新生』再刊第一輯(ウスヰ書房内新生編輯室、一九四〇年一月一日)。期日指定で今日届くように手配しておいた。読んでくださった方もいらっしゃるかもしれないが、『古本屋を怒らせる方法』(白水社、二〇〇七年)の巻頭に載せたエッセイ「雑誌さがし」はかつて入手したこれと同じ雑誌について書いている。よほどの稀覯雑誌だったのか、そうとも思えないのであるが、立原道造記念館がどうしても欲しいから譲ってくれというので、結局、寄贈した。その経緯を書いてみたのだ。
立原道造記念館が欲しがった理由は表紙のランプの絵である。これは立原道造が昭和十三年十一月に『新生』の発行所であるウスヰ書房に立ち寄った際に残した色紙絵から取られている。詳しくは『古本屋を怒らせる方法』参照のこと。
内容はほとんど詩ばかり。依田義賢、杉山平一、三木敏、臼井喜之介、杉本圭子、端木菁子、麻生虔一郎、久保村薫二、田中恭二、草鹿直太郎、星城宏子、柊修子、縄田稔、原田保、真木諭、古荘雄平、三川新吉、そしてリンゲルナッツ「論理」(板倉鞆音訳)。詩でないのは、巻頭に臼井の「頌春」という再刊の辞、口絵に仏像写真、久保村薫二の「小品」、そして巻末に伊東静雄の「京都」というエッセイ、同人消息、原稿規定、社告など。
杉山、板倉、伊東は同人ではなく寄稿を乞うたもの。参考までに奥付を引き写しておく。ちなみにウンチク流基本検索によれば、カナブンに第三輯と第七輯が所蔵されているが、他館にはないようだ(? むろん立原道造記念館には第一輯があります)
昭和十四年十二月二十五日印刷
昭和十五年一月一日発行
頒価二十五銭
京都市左京区北白川追分町八七
編輯兼発行者 臼井喜之介
京都市上京区椹木町千本東入
印刷人 橋本岩太郎
京都市左京区帝大本部北門前ウスヰ書房
発行所 新生編輯室
振替 京都九二二番 ウスヰ書房
大阪八六〇五番(新生編輯室)
京都市上京区椹木町千本東入
印刷所 真美印刷所
発売書店 三条河原町西 そろばんや書店
(新生詩社支部)
by sumus_co
(2009/07/06 21:19)
古書日録
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