私にも話させて

佐藤優氏から、公開質問状への回答が来ない/『週刊新潮』編集部とのやりとり
前にも書いたように、2月25日の内容証明郵便で、早川清『週刊新潮』編集長宛に、添付した
佐藤優氏への公開質問状[外部リンク](回答期日は3月11日)を渡すよう伝えたのだが、佐藤氏からの回答は、3月17日現在、来ていない。
後述のように、早川編集長は、私が送った文書を受け取っていないと主張しているのだが、私が佐藤氏に公開質問状を送り、ウェブ上で全文を公開していることを、佐藤氏が知らないはずはないと思う。ましてや佐藤氏は、公開質問状でも触れたが、「左右両翼からの批判について、公共圏で論じる必要がある問題提起には、投書への返信を含め、時間の許す範囲で誠実に対応してきたつもりである」(『世界認識のための情報術』金曜日、2008年7月刊、8頁)、『週刊金曜日』の「編集部経由で筆者に寄せられた照会についても、すべて回答している。筆者の反論に、批判者がどの程度、納得しているかわからないが、筆者としては誠実に回答しているつもりである。いずれにせよ、編集部を経由して、このような形で読者との双方向性が担保していることをうれしく思う」(同書、222・223頁)などとこれまで発言しているので、これは大変奇妙に思われる。
回答期日が過ぎたので、
今後、何らかの件で佐藤氏と接する機会のある人々は、佐藤氏に、金に公開質問状への回答を送るよう、佐藤氏に催促してほしい。佐藤氏の講演会で、この件に関して佐藤氏に質問をするのも面白いのではないか。
なお、この件に関する『週刊新潮』側の反応は、大変興味深いものだったので、報告しておこう。
3月11日の回答期日から2日を経ても佐藤氏からの回答がないので、私は、早川編集長に直接確認しようと、3月13日の夕方に『週刊新潮』編集部に電話した。早川編集長は、外出して不戻りらしいとのことだったので、翌日14日の午後に改めて電話した。その時は不在だったが、時間をおいて改めて電話すると、電話に出た編集部員は用件を聞いてきた。今度は、早川編集長はいるようだった。用件を伝えると、今打ち合わせに入ったという。打ち合わせは10分くらいで終わるらしいというので、また時間をおいて、改めて電話した。
電話に出た編集部員に、用件を改めて伝え、早川編集長に電話をまわすよう言うと、そうした内容には、法務担当者が答えるという。私は驚いて、抗議したが、電話は法務担当者にまわされた。
『週刊新潮』編集部の法務担当者であるらしい人物は、佐貫と名乗った。この佐貫氏に用件を伝え、早川編集長を電話に出すよう再度求めると、それはできない、こうした件については全て自分が答えることになっている、と言う。そして、早川編集長に事実関係を確認するので、15分ほど待ってほしいと言われた。
そして、15分を過ぎてから、改めて電話をした。ここでの佐貫氏の回答は、以下のような、驚くべき内容だった。
●早川編集長宛の郵便物は、私信以外は、全て前もって自分が開封した上で、早川編集長その他の関係者に郵便物を割り振ることになっている。しかし、
金が送ったという文書は、自分は受け取っていない
●
早川編集長も、金が送ったという文書を受け取っていないと言っている。また、佐藤氏と親しく、『週刊新潮』2007年12月6日号掲載記事「佐藤優批判論文の筆者は「岩波書店」社員だった」を書いた記者(デスク)も、受け取っていないと言っている
●金は、内容証明で送ったと言っているから、多分新潮社には送られているのだろうが、「庶務のアルバイト」の手違いなどで、自分に文書が渡らなかったなどの可能性が考えられる。また、牛込郵便局(新潮社の所在地の郵便局)の手違いの可能性もある
そして、この後再度電話したところ、佐貫氏は、
●佐藤氏への公開質問状は、ウェブ上で、先ほど確認した。佐藤氏と親しく、『週刊新潮』2007年12月6日号掲載記事「佐藤優批判論文の筆者は「岩波書店」社員だった」を書いた記者(デスク)が、公開質問状をプリントアウトしたので、
この記者が、公開質問状を佐藤氏に迅速に渡す
と回答した。
『週刊新潮』側はこのように述べているのだが、この内容証明郵便を新潮社が受け取ったことを示す配達証明書を、ここに貼り付けておこう。
念のために書いておくが、上の配達証明書は、
新潮社の誰かが、印鑑を押すかサインするかして、牛込郵便局から届けられた私の内容証明郵便を受け取ったという事実を示している。これほど明確に、早川編集長宛に牛込郵便局が配達したことが証明されているにもかかわらず、法的効力のある内容証明郵便を受け取れなかった、
という主張がもし事実ならば、新潮社というのは、どれほど奇妙な管理体制の会社なのか、ということになる。
それでは、『週刊新潮』はこれまで、どうやって裁判をこなしてきたのだろうか?
仮に、私が『週刊新潮』編集部に電話で直接確認しなかったならば、佐藤氏は、公開質問状について聞かれた場合、以下のように答えていたかもしれない。自分はその件は全然知らない、『週刊新潮』編集部も届いていないと言っている、内容証明郵便でそうした公開質問状を送ったという金の主張は、事実であるか疑わしい・・・。
それはさておき、『週刊新潮』側は、公開質問状のコピーを佐藤氏に迅速に渡すと明言したので、少なくとも佐藤氏に、公開質問状が渡る(渡っている)ことにはなる。
佐藤氏からの回答に、引き続き注目しよう。
また、今回の電話のやり取りから、上でも書いたように、『週刊新潮』2007年12月6日号掲載記事「佐藤優批判論文の筆者は「岩波書店」社員だった」を書いた記者(デスク)は、佐藤氏と大変親しく、毎日のようにやりとりしているらしいことも分かった。『週刊新潮』編集部の人間が、そう明言したのである。なお、この記者(デスク)は、私にメールを送ってきた、荻原信也記者とは別人とのことである。
なお、『週刊新潮』の編集方法やその体質については、「元記者」による下のリンク先の記事が詳しい。
「「早川清」編集長もビックリ!?
元『週刊新潮』記者が暴露した編集部内のおそるべき「捏造体質」」
http://www.yanagiharashigeo.com/htm/report4.htm[外部リンク]
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