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「アフター・ウェディング」 

 2006年/デンマーク
 監督/スサンネ・ビア
 出演/マッツ・ミケルセン
     ラルフ・ラッセゴード
     シセ・バベット・クヌッセン

 スサンネ・ビアの初監督作品「しあわせな孤独」はとても切なくて、好きなのですが、この「アフター・ウェディング」の持つ雰囲気もとても好きです。どうやら、この監督の作品とは波長が合うようです。ちなみに主役のマッツ・ミケルセンは「しあわせな孤独」にも出てました。

 インドで孤児の援助活動に従事するヤコブはあるデンマークの実業家から巨額の寄付金の申し出を受ける。彼に会うため、デンマークに戻ったヤコブは実業家のヨルゲンから、週末に行われる彼の娘の結婚式に出席するようにと言われる。強引な誘いを断れず、式に出席したヤコブだったが、そこで衝撃の事実を知る、というストーリー。


(以下ネタバレあり)


 ヨルゲンの妻はヤコブの昔の恋人であり、結婚する娘は、実はヤコブの実の娘・・・という衝撃の事実。ヨルゲンは何故、ヤコブを呼んだのか?・・・それは、ヨルゲンが病に冒され、もう長くはない体だったから。自分が亡き後、妻と娘の力になれる人間として、ヤコブを選んだのだ。・・・ものすごい葛藤だったと思う。それは、ヨルゲンの勝手な独りよがりかもしれない。でも、究極の愛の形でもあるのだ。そして、ヤコブも自分を犠牲にしても、その願いを受け入れるのだ。ラスト、ヨルゲンの息子のジャンパーのジッパーを上げてやるヤコブの姿は、彼がヨルゲンの代わりとして生きていくことを暗示している。

 ヨルゲンが「まだ死にたくない」と慟哭するシーンは胸に迫るものがあるし、人の命の儚さをも感じてしまう。

 観終わった後も、様々な想いが胸を去来しました。11月末に公開される同監督の「ある愛の風景」も是非観たいと思っています。

(試写会 東商ホール)




by mayumi-68
(2007/10/15 18:30)
ア行
タグ=ヨーロッパ映画
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